買占めやめよう運動


首都圏での買占めの酷さには、唖然とします(一週間経って幾分落ち着いてきたので「しました」の過去形が妥当かも)。
同じく首都圏に住む身としては、憤りと恥ずかしさを覚えます。買占めをしている人に向かって「あなたが買い占めた水やお米で炊いたご飯は美味しいですか?」と言いたくなります。
震災直後は日本人の我慢強さや高潔な精神が海外でもてはやされる、なんて記事がマスコミで紹介されていましたが、それは本当に酷い状況である被災地でのことでしょう。その被災地でも、少し落ち着いてきた現在では、ガソリン盗難や空き巣が横行しているとのこと。
要するに自分が最初の一人になりたくないだけ。誰かがやってれば自分もやるか、という日和見的かつ出遅れたくないという日本人的集団心理に支配されているだけだとしか思えない。買占めに走った人は購入する前に、自分の家の食糧や備品のストックで何日過ごせるのか本当にチェックしたのでしょうか?

私は毎日1時間以上の車通勤ですが、震災直後はガソリンは入れませんでした。あの列車が止まった金曜の状況から考えると、来週に職場に毎日出ることはないとふみ、もし職場から自宅待機命令が出なかったとしても、自宅で仕事は出来るので有給をとって自宅でやればいい、と考えてのこと。一労働者かつ一市民として、考えての上での決断でした。推測したとおり、翌週は計画停電の対応のため月曜の早朝に出勤しただけで、火〜金は自宅待機でした。柔軟に対応することが大事でしょう。


首都圏の多くの人は、
「のど元過ぎれば」
「自分さえよければ」
「金さえ払えば」
といった物質主義を崇拝する人が多いのでしょうね。これに関しては、石原都知事の「天罰」発言にからめて、別記事でもう少し詳しく書こうと思います。


最後になりましたが、Twitterで話題になった松本隆応さんのポスターを張っておきます。
http://twitter.com/stam_mats2/status/47909903947407360